昨今「スタッキング」と呼ばれる収納術が流行っています。
限られた居住空間を効率的に活用する手法として注目されるスタッキングとは、簡単に言えば「縦(上)方向に積み重ね」て収納スペースを稼ぐ手法。
収納したいモノや量にあわせ、自由に積み重ねられる「スタックボックス」と呼ばれるアイテムが人気。下記画像を見るとピンと来る方も多いと思います↓
我らがペリカンケースも、スタッキング(積み重ね)収納に、ある意味で最適(?)な要素を持っています。
ペリカンケースは「プロの道具」としての武骨さが魅力ですが、同型ケースを積み上げると更にプロっぽい雰囲気となって、よりカッコ良さが際立ちます。
例えばfacebookに掲載された以下の写真↓
https://www.facebook.com/MCSLARGO/photos/pcb.245503199615806/245503129615813/?type=3&theater
他にも、以下のブログにはペリカンケース1400が2つ積み重ねられていますが、わずか2つでも同型ケースが並んでいるだけで独特なプロっぽさ・趣きが漂ってきて良い感じです(そう思うの私だけ?)。
ワレオモフコト。ペリカンケース。
http://isoisochan.blog94.fc2.com/blog-entry-180.html
ペリカンケースには、こうした重ね積みがしやすいように作られています↓
上記はペリカン1535AIRですが、このように底面の突起が引っかかる構造になっています。
最もスタンダードなペリカンケース 1510の場合も同様↓
残念ながら全てのモデルでこうした構造になっている訳では無く、例えば私はペリカンケース1490を2つ持っていますが、ペリカンケース1490はこうした構造にはなっておらず、積み重ねは出来ませんでした。
更にいうとペリカンケース1490はケース表面が平らでは無く、若干の膨らみがあるので尚更です。
また、サイズの異なるペリカンケース同士を積み重ねても突起部分が引っかからないので安定した積み重ねはできません。よく上記のような画像を見かけますが、不安定になります。
こうした積み上げ収納に特化したモデルとしては、ペリカン社が出しているISPケースが該当します。
ISPとは、Inter-Stacking Patternの略で、まさに積み上げを行うための構造を持つモデルです↓
底面の突起と、上面の凹凸が合致するように設計されており、下記画像のように、かなり角度をつけても持ち運びが可能な他、ペリカン社のサイトを見ると、まるでテトリスのように様々な大きさのケースを安定して積み上げる画像が掲載されている等、安定した積み重ねが可能なことが分かります。
元々は米国ハーディック・インダストリー社が製造していたISPケースですが、2009年にペリカン社がハーディック社を買収して傘下におさめ、ペリカンケースのラインナップとなっています。
Pelican™ Products acquires Hardigg® Industries
https://www.pelican.com/us/en/about/press-releases/article/pelican-products-acquires-hardigg-industries/
以前ある雑誌で、ミリタリー趣味の人がこのハーディックの軍用ケースを部屋にスタッキングしてカッコ良かったのを覚えています。
・・・と、ここまで読んで皆さんお気づきだと思うのですが、昨今流行のスタッキング収納術は「スタッキングした(積み重ねた)状態でも収納物の出し入れが簡単にできる」点にあるのですが・・・ペリカンケースだとスタッキングこそ可能でも、収納物の出し入れはできませんので、あしからず・・・[了]