カメラストラップの着脱を容易にするクイックコネクタ「アンカーリンクス(anchor links)」の第4世代(V4)を購入してみました。以前に使っていた第2世代(V2)より細かなバージョンアップがされており、さすがピークデザイン社だな、と感じる逸品です。
カメラにストラップは「付けない派」な私。その理由はカメラのストラップって着脱が面倒な割に、撮影シーンによっては邪魔になるのがイヤでした。そのためストラップ装着による運用はあまりせず、基本的には以前に紹介したクイックリリースなどを用いています。
それでも、レンズ交換の際や複数台のカメラを切り替えて使うとき・・・例えばメインのカメラ1台には70-200mmの望遠レンズを装着し、もう1台のサブカメラには18-55mmの標準ズームレンズを装着し、双方を持ち替えて使うようなシーンではカメラストラップを装着して肩から斜め掛けできるのは機動力も高くて便利です。
私のようなカメラストラップ嫌いにこそ(たまにストラップが必要となる場面において)簡単に着脱できるクイックコネクタ「アンカーリンクス(anchor links)」はオススメしたいと考えます。
アンカーリンクスは、小さなプラスチックの円形から紐が飛び出た「アンカー」をカメラ側に装着しっぱなしにしておき、クイックコネクタ側は好きなストラップを装着し、カメラ側とストラップ側が容易に着脱できる仕組みにしているものです(後述する動画を参照いただくと分かり易い)。
私は普段使う機会の多いカメラ計4台に「アンカー」を付けっぱなしにしておき、外出時にクイックコネクタ付きのストラップを持ち出し、ストラップが必要になったら装着する、という運用をしています。このように、基本的にはストラップは装着しない運用をしつつ、ストラップがあると便利だなと思えるときにはサッと取り出して、カチっと手軽に装着できるのは殊の外、便利。
進化を続けるのがピークデザイン社の特徴で、同社の他製品同様にアンカーリンクスも細かいバージョンアップを繰り返し、アンカー部分は実に第4世代目(2018年6月 Update)となりました。
一見すると、さっぱり違いの感じられないアンカー部分ですが、私の持つ第2世代(V2)と、先日追加購入した第4世代(V4)を比較すると装着や着脱の容易さが向上している他、小気味好いカチっという音がより感じられる等、確かな進化を遂げています(違いを動画にしてみました↓)
最初のアンカー(第1世代)は紐が太くコンパクトカメラ等のストラップホールが小さなカメラには不向きであったり装着できないようでした。
次のアンカー(第2世代)は紐が細くなったものの、耐荷重は90kgと変わらず性能を発揮。アンカー部分の中心にはピークデザイン社のロゴが入るようになります。
第3世代目のアンカーはコードがこれまでに無い薄さとなった他、デザインも少し変わってアンカー部分がより滑らかにクイックコネクタ側に滑り込むよう凹みができています。
そして第4世代目では、第3世代目と同じくアンカー部分がより滑らかにクイックコネクタ側に滑り込むよう凹みができています。第3世代と異なるのは、紐が第2世代目の太さに戻った事と、アンカー部分に掘られたピークデザイン社のロゴマークが表面だけに刻印されている点でしょうか。
唯一の欠点は、アンカー部分をカメラに装着している姿が決して褒められたものでは無い、という点に尽きます・・・。その姿は下記サイトで様々な機種に装着した姿を見れますので、ご参考まで。
Gerd Waloszek – “Peak Design Straps”.
http://www.waloszek.de/lxv_peakdesign_e.php
仕組みがとても単純なだけに、アンカーリンクスを模したパチもん中華ストラップはAmazon等でよく見かけます。
ただ、こうしたパチもんはアンカーリンクスの第2世代目(V2)を模したもののようで、前述の第4世代目(V4)にあるようなスムースな着脱は期待できないと思われることや、アンカーリンクスの売り文句である90kgまでの耐荷重および信頼性を考えると(ピークデザイン社の製品としては安価な部類なので)ここは正規のピークデザイン社製を強くオススメします。[了]