付属のキーを使ってはいけない
ペリカンケース1490をビジネスバッグ(仕事カバン)に使えるか検討するシリーズ第3話は、ペリカンケースに付属するキーにまつわるお話し。便利だと思っても、このキーを使ってはいけません。
紛失時のリスクが高すぎる
ペリカンケースには2種類のキーがケース本体に付いている場合があります。 それは、ペリカンケース1490のような上記形状の鍵(=いわゆる「八万ロック」と呼ばれる鍵)もしくは、ダイヤル式の鍵が本体についています。
このうち、当サイトでは上記形状の鍵(=いわゆる「八万ロック」)の使用を推奨していません(とくに仕事カバンとしてペリカンケースを使うなら尚更!)。 実はこれ、セキュリティ的には殆ど意味が無いのに(詳細は後述)、万が一にも鍵を無くすと大変な事になるから、です。
例えばペリカンケース1490を例にいうと、1490は開閉部のラッチに上記の八万ロックがあります。 仕事の出先で鍵を無くしたら・・・絶対に開けれません(苦笑)。頑丈が売りのペリカンですから、そりゃあ〜もう、どーやっても開かない。趣味や遊びならまだしも、仕事中にそんな事になったら取り返し付かない場合もありますからね。
なぜセキュリティ的に意味が無いのか?
どうしてセキュリティ的に殆ど意味が無いか?というと、この鍵はペリカンケース1470と1490すべての商品に「共通」だから(!)です。
「鍵」とは言いますが、固有に溝が掘っている鍵では無く、世間に出回るペリカンケース1470と1490は全て同じ鍵なのです。 中に入れたものを盗難から守る、という目的じゃなくて、「誤ってラッチが開かないように」が目的のようです。
・・・にも関わらず、頑丈なケースなモンだから、鍵を無くしたりすると、どうにも開かないという(苦笑)。 しかも重要なことに、この鍵はスペアパーツとして「流通していません」ので、紛失したら終わりという危うさ(たまに一部の海外サイトでは売られていますが・・・)。
鍵をかけるならワイヤー式で
また、八万ロックもダイアル式も、どちらもTSAロックじゃありません。
つまり、うっかり鍵かけて米国で飛行機に乗ろうものなら、検査の際に破壊してでも中を開けて検査されてしまいます(!)。
とくにダイヤル式なんか、間違って触れて施錠されてしまったりしたら・・・最悪ですね。 こうした理由から、ペリカンケースに鍵をかけるなら、別売りのワイヤー式TSAロック[Link]を買うのが現実的と考えます。
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ペリカンケース にワイヤーロック
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・・・とは言え、こんなワイヤー簡単に切られてしまうのでセキュリティをどこまで担保してくれるかは正直、微妙ですが・・・無いよりマシ程度かと。
[つづく]
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