• 米国PELICAN社のペリカンケースなどハードケース愛好家のためのサイト


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    WengerPatriot

    出張用の丈夫で(安価な)キャリーバッグ
    日常的に最も愛用しているカバンはペリカンケースですが、ペリカンケースでは不便を感じるシーンもある訳で、中でも乗り継ぎの多い旅ではペリカンケースの重さ等が億劫になりがちです。

    そこで出張に便利なキャリーバッグが欲しくて購入したのが、Wenger(ウェンガー)のローリングキャリーバッグ「パトリオット」(Wenger Patriot Rolling Business Set)[Link]

    上記の写真を見て気付いた方も居られるでしょうが、日本ではコストコにて1万円弱で売られている”アレ”です。


    Amazon.comで高評価
    米国Amazonでの販売価格も$90〜$100前後と安価なキャリーバッグなのですが、その米国Amazonでは約180件のカスタマーレビューで平均スコア4.5とかなりな高得点をマークしています(同じ商品が重複して2~3登録されているので、実際は3倍ちかいレビューがありますが、概ね平均スコアは4~4.5と高得点)。

    その米国Amazonで「参考になった」評価の最も多いカスタマーレビューから抜粋↓

    Solid all the way around. But consider size in evaluation.
    端から端まで頑丈だ。しかし、サイズについてよく考えよう。
    Well built bag. As you’d expect from Wenger the construction, wheels, zippers are all solid.
    よく出来たバッグだ。あなたがWengerの構造に期待するように、車輪やジッパーらは全て頑丈だ。
    Sometimes the handle is a little tricky to extend or stow and over all it “feels” shakier than I would like but this is a common issue among these 4 stage extensions.
    時々、ハンドルの伸び縮みが若干トリッキーで、私が望むより敏感なように感じるが、これは4段階に伸び縮みするハンドルにはありがちな問題だ。
    Note the size, particularly if you are looking at it for travel – it won’t fit into many of the small overhead compartments such as the CRJs.
    サイズについての注記。とりわけ旅行用バッグとすると、CRJ(カナダボンバルディア社製の小型ジェット旅客機)等の小さなオーバーヘッドコンポーメント(座席上の荷物入れ)の多くには収まらない。

    このレビューアーが指摘した項目に完全同意。私が購入した動機も(値段の割に)丈夫で、移動の多い出張でも頼もしそうだったから(そして実際、頑丈で頼もしい)です。

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    SAAB 340B

    機内持ち込み可能なサイズだが・・・
    私も上記写真にあるように、搭乗した小型ジェット旅客機(この時はスウェーデンのSAAB社製340Bでした)のオーバーヘッドコンポーメントに収まらず、キャリーバッグは貨物室送りとなりました。

    JALの機内持ち込みサイズによると、航空機の座席数により以下のように定められています↓

    ・100席以上:55×40×25cm以内(合計115cm以内)
    ・100座未満:45×35×20cm以内(合計100cm以内)

    このWenger Patriotの三寸は42cm x 35cm x 23cm = 合計100cmと、カタログスペック上では機内持ち込み可能ですが、ちょっと詰め込み過ぎると膨れ上がり、三寸が結構拡大し、持ち込み規定を超えてしまいます(これは無理すれば結構入るメリットでもあるんですがね)。

    また、私が搭乗した座席数が36席しか無いような小型ジェット旅客機では貨物室送りとなります。


    キャリーハンドルはスムースだが・・・
    また、レビューアーが指摘しているように、キャリーハンドルの伸縮も不意に縮んだりする事が稀にあります。けれども、気になる程では無く、むしろスムースな印象です。

    些細なネガティブポイントはあるものの、基本的には素晴らしいキャリーバッグと考えます。


    WengerPatriot

    良く考えられた収納スペースが魅力
    ポジティブなポイントとしては、何といっても使い勝手の良い、その収納スペースです。大きく4つに区切られており、ガジェット類入れ/仕事の書類入れ/ノートPC入れ/着替え入れ、と完全に分けて収納できるのは便利ですね。

    とりわけ出張先でバッグを広げた時に着替えとか関係ない物が不意に見えないのが便利。また、前面にクイックポケットなる適度な大きさのポケットが付いており、スマートフォンや小物を出し入れし易くてとても重宝します。

    使う度に、とても実用性が考慮されたキャリーバッグだと感じます。


    ところでWengerって・・・まだ存在したんだっけ?
    スイス製アーミーナイフのメーカーとして知られるWengerですが、ちょっとお詳しい方なら「WengerはVictorinox(ヴィクトリノックス)に吸収されて無くなったブランドでは?[Link]」と思うハズ。

    実際、2013年にVictorinox(ヴィクトリノックス)はWenger(ウェンガー)ブランドでのナイフ製造は取りやめ、Victorinoxに一本化されてしまいます。Wengerブランドは、そのブランドライセンス(名前)だけ売られ、確か中国企業かどこかに買われて時計やら今回のバッグやらに至っていたと記憶しております(ソースが見つからず)。

    多くの一般人にとってはVictorinoxもWengerも区別は曖昧(Victorinox社のCEO自身がそういう理由でWengerとのブランド統一をしている程[Link])で、何となく見た事ある「スイスのブランドだよね〜」的な認識のユルさかと考えますが、現在ではそのユルさに付け込まれたビジネス展開がされている状況と言えます。

    ただ、当該キャリーバッグは、そうしたゴタゴタは別として、とてもコスパの高い使い勝手の良いバッグなので気に入っております。コストコで見かけて気になっていた方にはオススメします。



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