自分の1440もタイヤが壊れてしまい、記事を大いに参考にさせていただきなんとか修…
カメラ用クイックリリースとして有名な米国peak design(ピークデザイン)社の「capture(キャプチャー)」を完コピした中華製クイックリリースSWFOTO製「CQC-01」を購入してみました。
本家captureを持っているなら、そのコピー商品を買う必要性は無いハズですが、どうにも前から気になっていたので購入し比較してみたところ「いろいろとヤバい」ので記事にしてみました。
因みに私は、以前に中華製クイックリリースを安価だからと気に入って使っていたのですが、その後に壊れてカメラが地面に叩きつけられる(!)という事態を招いてしまい、結局peak design社のcaptureを買い直すハメになったのですが、それでも怪しい中華コピー商品に惹かれてしまう性分です(苦笑)。
※この辺りの顛末は下記リンク記事をご参照ください。
■完璧な互換性
何がヤバいって、上記画像を見ていただいて分かるように、ほぼ同じな点です。上が本家peak designの「capture」(captureシリーズはモデルチェンジを経てV1→V2→V3とあり、上記画像のは執筆時点2020年11月で最新モデルとなるV3)で、下が今回ご紹介する中華パチモンなCQC-01です。
以前にご紹介した中華パチモンなクイックリリースはcaptureの一世代前であるV2を模していたのに対し、このCQC-01は現行モデルのV3をコピーした商品となっています。
外観こそ微妙に変えているものの、シルエットはそのまま。装着プレートも相互に互換性があり、いずれに装着しても完璧に適合しグラつきもなく本家と遜色ないアルミ加工の工作精度があります。
尚、本家captureが米国での定価$69.95、日本では7,000円〜8,000円程するのに対し、このCQC-01は僅か3,000円弱という安さですので価格差を考えると、この工作精度の高さは驚きです。
このCQC-01は、中国のSWFOTOという会社が作っているのですが、同社のWebサイトに掲載されたCQC-01の商品紹介ページを見ると、まるでCQC-01がオリジナル品であるかのような、堂々とした書きっぷり(笑)。
そして、よくよく、その商品紹介ページを見てみると、本家peak design社のpropadと併用していたりして、清々しいです。
※CQC-01のプレートをpeak designのcaptureに用いると、ロックが出来ない件は以下リンク先の手順で解決しました。
■本家peak designとの違い
背面を見ると、本家peak designとの違いが出てきます。プレートのネジは共に六角レンチで締めるタイプですが、この口径が異なり、CQC-01は小さくなっているのが分かります。
この点が本当に残念で、ここまで完コピしているのであれば、六角レンチのサイズも統一してくれれば1本の同じレンチで取り外しできたのに、と思わざるを得ません。
この六角レンチを用いて締めるのは、確かにキツく締めることができますが、反面、六角レンチが手元に無いと着脱が一切できない不便さもあります。その点、CQC-01は口径こそ小さくなっているものの、マイナスドライバーでも締めることができるように”改良”されていると好意的に見ることもできますね。
■なぜか長さによって色が異なるネジ
CQC-01はネジのサイズに至るまで本家captureと同じですが、CQC-01に付属するネジで、長い方のネジは上記画像のように、なぜかシルバーだったりします(上記画像は左が長いネジ、右が短いネジにしています)。
これも、好意的に考えるならばパッと見ただけで装着しているネジの長さの区別がつくという事なのかも知れませんが、上記画像を見ても分かるように、シルバーのネジは表面加工とかも雑な感が否めず、オマケで付けただけ、という感じもあります。
■まとめ:本家のプレートだけを買うより安い!?
さて、このCQC-01ですが、前述のように私は以前に中華パチモンのクイックリリースで酷い目にあっているのですが、それでも尚、CQC-01を購入する理由としては、唯一あげるなら、それはプレートの完璧な互換性でしょうか。
本家peak designのプレート部分(PL-S-3)は、これ単体で3,000円弱します。そう考えると、ほぼ同じ値段で丸ごと手に入るCQC-01を検討するのも有りかな?と思いました。
勿論、中華パチモンなので、色々と自己責任でお願いします。〔了〕
記事執筆:2020年11月