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    Kindleの読み上げMP3化をFire7とZOOM H1で自炊した際の備忘録
    Fire7とZOOM H1の組み合わせで自炊オーディオブック

    Kindle用タブレット端末Fireに付いている人工音声による「読み上げ機能」を使って、本まるまる1冊を音声としてMP3化しラジオのように「聞く」スタイルが話題になっている昨今。
     
    私も手持ちのタブレットFire7と、レコーダーのZOOM H1を活用して、書籍のMP3化という「自炊オーディオブック」にチャレンジしてみたものの・・・Fire7ZOOM H1を直結しても音声がうまく出力されず困っておりました。試行錯誤の末、解決方法を見つけたので、備忘録として掲載しました。
     

    結論から言うと(詳しい理由はわかりませんが)Fire7からの音声出力を二股に分岐して、その一方にヘッドホン(イヤホン)を装着、もう一方にレコーダーのZOOM H1を接続することで解決しました。
     
    Fire7とZOOM H1を直結した場合にはFire7の音声プラグからは音が出ず、Fire7の内蔵スピーカーから音が出てしまいます(=ヘッドホンが接続されていない、と認識されているようでした)。
     
    そこで、二股ケーブルを咬ますことで、Fire7の音声プラグから双方に音が出せ、ZOOM H1での録音が可能となりました。
     

    Kindleの読み上げMP3化をFire7とZOOM H1で自炊した際の備忘録
    ZOOM H1だけの接続では上手くいかないが・・・
    Kindleの読み上げMP3化をFire7とZOOM H1で自炊した際の備忘録
    イヤホンを接続すると上手くいく

    ZOOM H1をお使いの方で、私と同様にうまく録音できなかった方は上記の方法を試してみてください。
     

    Kindleの読み上げMP3化をFire7とZOOM H1で自炊した際の備忘録
    理由はよく分からんが、上記の接続だと上手くいく

    そもそも、こうした電子書籍の自炊オーディオブック化は、以前から一部の人たちにライフハック的に行われてニッチな試みだったのですが、2月に評論家・勝間和代氏が自身のブログで触れたことで話題となりました。

    Kindleの読み上げをICレコーダーを使って1度MP3化すると、劇的に使い勝手が良くなることが分かりました

    http://katsumakazuyo.hatenablog.com/entry/2019/02/04/151754

    勝間氏は音声を「モノラル化」し、更に「3倍速再生」で「48Kbps」にてMP3化してファイルサイズを圧縮しているようです。3倍速再生ではちゃんと聞き取れない場面が多いので、おそらく再生機側で適宜、倍速調整をしているものと推察されます。
     
    私の場合は「ステレオ」で「1.5倍速再生」、「48Kbps」にてMP3化していますが、この場合、200ページ程の新書をMP3化すると1冊あたり約60MB弱の容量でした。
     
    MP3化したファイルの保存先は基本的にクラウド上(iCloud Drive)にすることで、普段つかうiOS/macOS端末の両方で使えるので便利です。
     

    ZOOM H1を用いるデメリットとしては、オーディオシンク機能が搭載されていない点です。
     
    勝間氏の使用するICレコーダーはSONY PCM-A10のようですが、こちらにはオーディオシンク機能があるので、読み上げが始まったら自動録音開始・読み上げが終わったら自動録音停止を行なってくれます。
     
    ZOOM H1にはこうした機能が無いため、手動での録音開始・停止が必要となります。私の場合、出かけるときや寝るときに録音を行うので、録音開始こそZOOM H1の録音ボタンを押して、Fire7の読み上げ再生ボタンを押す、という手順だけで良いですが、終わった際は・・・いつの間にか読み上げだけ終わっていて、まだZOOM H1は録音中(=無音を録音し続けている)状態となります(もしくはZOOM H1の電池が切れて終了しているか←この際にも録音ファイルはちゃんと生きている)。
     
    その為、MP3化した音声ファイルを開くと下記のような感じになります↓
     

    Kindleの読み上げMP3化をFire7とZOOM H1で自炊した際の備忘録
    無音部分は、このままでも良いのですがね・・・

    所詮無音なので、ファイルサイズへの影響も皆無ですし、このままにしておいても良いのですが、MP3ファイルに著者名やタイトル等のメタデータ付けを行う「ついで」に、後ろの無音部分をカットしています(=手間としても数秒ですからね)。
     
    使っているアプリはmacOS版のオープンソースなフリーソフト「Audacity」。MP3を読みだして、書き出しする際に以下のようにメタデータ付けを行っています↓
     

    Kindleの読み上げMP3化をFire7とZOOM H1で自炊した際の備忘録
    メタデータ付けだけなら、他にもっと便利なアプリもありますが・・・

    私は日常的に移動中などポッドキャストを聞いたりしている(昔々の学生時代はラジオを聴きながら勉強していた)ので、ながら聴きで「積読」を解消できたり、以前に読んだ本を振り返るのに再読するには効率的よくて非常に捗っています。
     
    これから本格的に始めたい方にはオーディオシンク機能付きのICレコーダーが良いですが、もし手持ちにZOOM H1があれば、是非お試しください。[了]

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